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東京視察:AAF2010報告会や墨東まち見世など

先週末、関わりのある東京で開催されたいくつかのイベントを視察してきました。
ひとつはAAF2010の報告会
もうひとつはすぐ近所の向島界隈で開かれていた墨東まち見世です。

ちなみに2008年から参加させていただいているAAFとは、以下の趣旨で展開されている全国フェスティバルです。
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by yatai_union | 2010-11-23 12:25 | 屋台日記

AAF地域間交流2010レポート「わらばーたーと一緒に基地作り」

アサヒアートフェスティバル2010交流事業で実現した、沖縄のスタジオ解放区が主催する土着現代アートフェスティバル・コザクロッシング2010への訪問レポートです。8月の企画なのに文章化が非常に遅くなってしまいましたが、改めてお世話になった皆さんに心より感謝申し上げます。

また、スタジオ解放区のブログでも当日手伝っていただいたスタッフさんからのレポートも読めますので、ご興味ある方は合わせてお読み頂ければ幸いです。
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コザレポート「わらばーたーと一緒に基地作り」
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沖縄の旧盆は月に導かれて暦が進む。
満月がコザの街にのぼり、エイサーの鼓動が通りに響けば、人々は生者も死者もなく混然として交歓の喜びに酔う。この街に着いたばかりの私の目に、あの世とこの世と結びつけるチョンダラー(道化)が地域に取り組むアーティストの姿と重なった。

銀天街のカラフルなテントの下でも、買い物客でにぎわう惣菜店の軒先は一年で一番の活気と笑顔に溢れていた。その光と闇の間を子ども達は賑やかに駆け回り、コザクロッシングの「作品」もその一部として息づいていた。
街を一巡すれば、スタジオ解放区と地域の人々との結びつきは一目瞭然であった。街の恩人との死別やアーケードの解体を経て、新しい命の誕生と街の再生を「冥器」という形で応えようとしていた。多くのアーティスト達が生む関わりは儚く見えても、実は絶えず人、物、人生、物語が往来する「コザ十字路=Coza Crossing」という土地の本性を浮き彫りにしていた。
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by yatai_union | 2010-10-08 18:45 | 屋台日記

AAF2009検証委員会からのコメント

アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)2009実行委員会より、今年行われたフェスティバルの全体総評と、検証委員会で対象となった各団体へのコメントが発表されました。
対象のプログラムは9月~10月に行われた「未来と記憶の幻想屋台(幻想おでん屋台)」に向けてのものですが、企業メセナであるAAFの方向性や、プロジェクトの今後の問題や可能性へのヒントが含まれています。
ここに公開し、地域や会内外の関係者の皆様と共有し、来る2010年の更なる発展となるよう今後の励みとさせていただきたいと思います。
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■AAF2009 総括
・AAFは、全体的に社会的課題解決の方法としてのアートプロジェクトという側面を強めている。地域づくりへの目的意識が強く、地域の他の活動や人々の意識を変える力を持った企画がでてくるようになった。一方で、新しいアーティストや作品の発掘に は至っていないのが課題。
・AAFの各プロジェクトの中で、アートそのものの在り方が変わってきているのを感じる。同じアーティストでも、表現が変わってきてい る。作品展示といったカタチある 「アート」から、関係性の構築といったカタチのない 「アート」へ移行する中、そのカタチなきアートの状況をAAFとして、どう残していけるかが課題。・またAAFのネットワークをどう発展的に活用してもらうかは重要なポイントになってきている。例えば、交流支援プログラムは、非常によい影響を相互に及ぼしているように見える。AAFネットワークとしてこれらの交流をより活性化させる仕組みが必要。AAF 全体として制作・運営、ファンドレイズ、広報などのノウハウを蓄積し提供するシステムがあると参加団体 にとって勇気になるだろう。この継続的に築きあげた全国の活動団体とのネットワークを活かし、どのようにしたら、地域の活動の自立をサポート・アドバイスできるかをAAFとして考えていきたい。
■ アート屋台プロジェクト in 仙南 2009
・ アーティスト小山田徹さんらしい企画。こうした企画を10年ぐらい続けるとどうなるか、それを見てみたい気もする。ただ、アーティストとの協働作業の際の影響し合うようなぶつかりまではいっていないのでは。直前の企画変更の影響も大きく会場が二箇所に分かれたことで、スタッフワークが分散されてしまった面があったのは大変だった。運営スタッフにとって意味のあるプロジェクトだったと思うが、一方で地域の人々にどう開かれているのか見えづらい。駅前という場の活性化も目的としてあるが、車社会の中で駅前の活性化は並大抵ではなく、屋台という手法では弱い。大河原町の人たちや場所との関係性を、プロジェクトを通じてどう構築していくかが課題だろう。
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written by Kaiiko
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by yatai_union | 2009-12-31 17:34 | お知らせ

AAF地域間交流2009レポート「風渡る都市・青森空間スケッチ:アート屋台PJ meets 空間実験室」

 掲載するタイミングを逸してしまいましたが、半年前に地域間交流プログラムで青森に行った折りのレポートを転載します。
「地域間交流プログラム」とはAAF2009に参加している各地の団体同士の交流を促し、新しい企画の可能性やスキルアップを図る取り組みです。

[概要]
招いた側:空間実験室2009実行委員会(「こどもの時間・こどもの領分stage1」青森)
訪れた側:アート屋台プロジェクト実行委員会(「アート屋台プロジェクト」宮城)

実施日:2009年6月27日〜28日
場所:空間実験室、ちびっこ広場など青森市古川町各所にて
招聘者名:海子揮一(アート屋台プロジェクト実行委員会代表)

[内容]
 異なる土地で、同じアーティスト、同じ屋台という装置を使う2つの団体。故に、より顕著に地域や団体の特色が出るのでは、というコンセプトの元、「梅雨がない」盛夏の青森市を訪れた。
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 訪問の2日間は、小山田徹氏(美術家)によるワークショップ最終日に当たる。そこで到着してのち、早々に空間実験室の見学も切り上げ、会場の「ちびっこ広場」に同行した。

 ・・・夏の青森市は海風が吹抜ける、空隙(スキマ)が大きな街である。
 十分広い道でも一方通行が多く、家々の軒は適度に離れている。これは全て雪の捨て場を確保するためだという。私は真冬には一変するという情景を頭に描きながら、雪の抜き型としての真夏の都市をスタッフと共に歩いた・・・。
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 「ちびっこ広場」を見渡せば、真ん中の土の広場は太陽に晒されて、眩しく光っている。ここは、きむらとしろうじんじんの野点など、数々の企画の舞台となって「開拓」された公園である。左右を民家に囲まれ、前後を線路と道路に挟まれ、小さなスタヂアムのようにも見える。早速持ってきたパーツを組み立て、日陰となる屋台を作り上げ準備完了。日焼けした小山田氏が広場を眺める傍らで、この企画の骨子もよく把握できないまま、私は決闘の立会人の様にただ「始まり」を待っていた。

 やんちゃそうな二人の少年が広場に現れた。やがてポツリポツリと他のこども達も集まってきた。広場で向かい合うこどもとおとな。そして、鬼ごっこによる真剣勝負が始まった!逃げ惑うこどもと、追いかけるおとな。笑うこどもに、転ぶおとな。砂塵を上げ、汗だくになっている群像を前に、私は当惑し、何が起きているかを観察し、やがて暑さで考えるのを止めた。
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 転んだおとな(日沼智之氏)が足を痛めたので、見学を中断して病院に運ばねばならなかった。車が到着するまで心配した目でみつめるこどもと、氷や湿布を提供する近所のおとな。結局、街の文化や習慣を、薬剤を買い出しに同伴した整骨院の先生から教えてもらうことになった。

 そんなハプニングに見舞われた1日目であったが、なぜそこまで、という問いかけに、包帯を足に巻かれた同氏は答えた。
「本気でなければこどもはすぐ見抜く。真剣だからこそ対等な関係が築ける。」

 公共の広場で、人が出会い、関係を築くのはそう易しいことではない。占有しない、という管理側の都合ばかりが肥大化し、むしろ「接触しない領域を生むための空地=公園」の傾向すら漂う。本来こどもにはそんな領域を軽々と飛び越えてゆく力が備わっているのだが、社会のシステムに取り込まれ孤立し、弱体化甚だしい。
 小山田氏が「開拓」し続けている共有空間の獲得は、ここ青森では地面に刻んだゲームの囲い線によって行われている。こどもに媚びず、おとなに甘えず。鬼ごっこで生まれる信頼が互いを結んでいる。仮に、場+関係性=共有空間とするならば、遊びの時間とはいえども、ひなびたちっぽけな広場も生き生きとした体温を宿すのだ。
 図らずも負傷というハプニングで生まれた救急の手当ての円滑さが、何よりもそれを物語ってくれた。ワークショップが日を掛けず近所に認知されていなかったら、こうはいかなかっただろう。

・・・街とは何か?
街という対象を測るために、我々は言語で埋めることに頼りすぎてはいないか?
都市も自然世界(環境・宇宙)のひとつと考えるならば、人間の内面世界(感情・想像)との接点を失った社会は今、孤独で歪んでいる。その再生の切り口としてアート以外に純粋に手がかりを得る術はないのではないか・・・?

 概念的で顔のない「街」に大声で呼びかけるのではなく、隣り合うひとりひとりがつながることから始めること 。この2つの団体が同じ美術家と共に取り組んでいる大きな共通点とは、「屋台」をシンボルとにした、公共空間の人の手による開拓なのかもしれない。
空隙を埋めるのではなく、人と人の創造的な出会いの軌跡によって街の輪郭線を描くような空間実験室の試み。その先人に敬意を表しつつ、大いに共感を得た交流となった。
 一方で、2日目には食をテーマにしている私たちの為に、新鮮な海産物が並ぶ朝市に連れていって頂き、美味しい朝食を堪能することができた。また、日沼禎子さんの計らいで国際芸術センター青森(ACAC)を視察することも叶い、短い滞在期間でも充実した2日間を過すことが出来た。
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 この唐突な来訪者を自然体で受け入れてくれた、日沼さん夫妻を始めとする空間実験室の皆さん、小山田徹さん、そしてチャンスを作っていただいたAAF2009に心より感謝申し上げたい。

 (この数ヶ月の後、宮城に小山田氏を招き、この交流での体験を下敷きに我々のプロジェクトは形作られていった。そのいくつかの失敗と確かな手がかりを得て終幕した今だからこそ、青森での滞在の意味をより深く実感し、この言語化難しいレポートをまとめることが出来た。)

Report by Kaiko
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by yatai_union | 2009-12-21 08:42 | 屋台日記

Art!Port!Onahamaの記録

昨年AAF2008の地域間交流プログラムで生まれた交感書道屋台については、先月まとめた動画を紹介したばかりですが、アートポート小名浜実行委員会さんが製作した記録DVD『Art!Port!Onahama2008 -2007年からの記録- 』でも取り上げられていただきました。

他にも様々なイベントや企画も紹介されていて、特に産業遺構といえる港湾倉庫を迫力あるアート空間に変えた記録は一見の価値ありです。
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by yatai_union | 2009-12-07 19:53 | お知らせ

更新情報 ソーシャルネットワーキングサービス

より円滑に活動をお伝えし、情報交換できるよう、各ソーシャルネットワーキングサービスとのリンクを整理しました。
右側下段の各アイコンでそれぞれ、私達の団体のページにジャンプできます。
ぜひご活用ください。(できればコメントを!)

Twitter(ツイッター) 屋台スタッフのつぶやき

Flickr(フリッカー) 記録写真の保管庫

YouTube(ユーチューブ) 動画投稿サイト

Mixi(ミクシィ) コミュニティページ※参加には登録が必要です。
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by yatai_union | 2009-12-06 10:06 | お知らせ

AAF2009報告会レポート

 去る11月14日(土)-15日(日)の2日間、東京都墨田区のアサヒ・アートスクウェアで、アサヒアートフェスティバル(AAF)2009の報告会に参加しました。
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全国から土地の特色光るプログラムの報告を携えた団体が数多く参加するイベントです。

2月のプレゼン以来ですが、親子3人で今回も上京しました。

私たちのメインプロジェクトはつい半月前に終わったばかりでしたので、とても短い時間の中で準備して、整理してこの日に臨みました。


北からの発表順でしたので、我々の報告は早い時間帯に終わりました。初めて動画に挑戦してみましたが、うまく報告できたかわかりません。自分たちのプロジェクトのコンセプトや取り上げたアートへの理解や解釈をわかりやすい言葉にする(リテラシー)が試されます。
失敗も成功も、できるだけ正確に伝わるように心がけて発表しました。
d0138443_201237.jpg一方、団体ブースでは恒例の?交感書道です。今回も葉書で交感です。

全プロジェクトの報告の後では、地域間交流プログラムの報告もあり、今年の夏の青森研修の報告もさせてもらいました。

検証委員の指摘を聞くと、今年は「子供」「食」「医療(健康)」の共通したテーマが多くみられたとのこと。問題意識の向かう方向が、地域の特性を超えて、社会全体の不安を反映したものかもしれません。



2日目はレクチャーとシンポジウムに参加しました。
レクチャーでは最新のネット活用法とファンドマネジメントを学びましたが、午後からの迎える側の住民代表の方の貴重な話を聞くことができました。特に隠岐の神主さんの話された、「なぜアートでなければならないのか?」という問いかけに応えられる意識をもつ重要性を学ばせていただきました。
d0138443_204779.jpg2日目最後の円卓会議。

発言の場としては最後となるため、活発に議論が交わされました。
私もプロジェクトで得た街からのリアクションや自分自身の足元をストレートに話題の俎上に上げることで、個々の問題と普遍的な概念をつなげるように発言を投げ掛けてみました。

その議論を通して、アートが持つ新しい価値観の創出が、疲弊した地域社会を目覚めさせ変革を起こそうとする明確な方向性を皆さんが持って集まっていることがわかり、このフェスティバルに参加できてとてもうれしく感じた時間でした。


ところで、今回は事務局の皆さんが託児スペースを用意していただき、丸2日間プログラムの間ほとんど預かってもらいました。
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なんとプロの保育士さんが付きっ切りで1歳半の面倒を見てくれました。(本当にありがたい!)
子育て世代がこういった活動をするにあたって一番の障害になっている部分にきちんと光を当てて、対応していただいたところに、このフェスティバルの人情味と意識の高さを感じました。


気がつけば2年もこの場所に通わせてもらって、いつの間にかこのネットワークの中に居場所ができていたようにも思います。

ぜひまたここに戻ってこようと思います。

Report by Kaiko
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by yatai_union | 2009-11-25 02:01 | 屋台日記

未来と記憶の幻想屋台報告:2日目

2日目となる11月25日は県知事選挙の投票日と重なりました。
駅前の再開発ビルも投票所のひとつで、一人でも多くの来場が期待できました。天候もやや肌寒いながら前日の雨も無事上がり、予定通りプログラムの開催となりました。

駅前広場では「思い出カフェ」と称して、この地域の過去と未来の「話を聞く場」づくりを目指し、薪ストーブや、美味しいコーヒーを用意して、直接この広場を利用する方々の生の声を集めることができました。

この広場は昨年の「駅前大野点」を開催した記念すべき場所。
駅前の交番のお巡りさんや、商店街のお店の方々も覚えていてくれました。


d0138443_2544086.jpg投票日とはいえ、休日はシャッターが降りているお店も多く、人通りはまばらでしたが、それでもこの即席のオープンカフェには年齢や職業など様々な人々が訪れ、希薄に見えてもこの空間に人が寄せる思いを感じることができました。


駅前から徒歩10分程離れた甲子公園でも複数のプログラムを実施しました。

「土と食の記憶〜コンニャク作り」では講師に地元の93歳になる日下ようさんをお迎えしました。今年収穫された蒟蒻イモを使って、参加者やスタッフと一緒に蒟蒻作りを学びました。

d0138443_2523524.jpgこの日はミキサーを使いましたが、本格的に作るにはお湯の中でおろし金で摩り下ろすそうです。
ところが、生イモを素手で触るとかぶれてとても痒くなります。ゴム手袋を用意し、ゆでたイモを使いましたが、それでも痒みが走ります。

ところが日下さんは素手だけで練っていきます。やはり年季が違いますね。

d0138443_2532777.jpg十分に練り終わったら凝固材の生石灰を加えて固めていきます。
これは素早く作業しないと、形のよい蒟蒻はできません。

固まったら包丁で切り、ストーブ屋台のお湯で煮てアク抜きをして出来上がり。
出来立てを早速試食しました。
プリプリとしっかりした歯ごたえがとても美味しかったです。


その傍らで盛り上がったのが「遊びの記憶屋台」の基地作りでした。
段ボールを組み合わせて自由に遊びますが、子供たちの歓声が上がるたびにどんどんその形は変わっていきます。


あるときはカマクラ風、あるいはガンダム風になったり、

茶の間ができて、離れができて、そこをつなぐ渡り廊下ができて、お店もできる。お店ごっこでは子供たちなりにルールを決めて、大人も一緒に切り盛り。
尺八の生演奏の飛び入りもありました。

d0138443_3143729.jpg小山田氏の発案で、今回段ボールを使うことになりましたが、安全性や子供の創造を促す無限の可能性、そして肌寒い季節でも暖かな段ボールが守ってくれる安心感。
公園に鎮座する巨大な遊具と対照的に、何度でも作っては壊すことのできる遊びは、現代の子供たちにも新鮮さと自由さをたっぷり味わってもらえたようです。

d0138443_315280.jpgさて、日も暮れ始めて再び駅前広場の様子です。
ここのカフェは町内で実際に営業している喫茶店の方が淹れた本格コーヒーが飲めました。昨年に続いての協力をいただきました。

d0138443_3152213.jpgコーヒーの他に、差し入れの焼き芋を焼いたり、火と食べ物という原始的かつ最小最強の共有スペースが生まれました。
初対面でも一緒に体験することでつながりあえる「暖かく美味しい食べ物」の力は絶大ですね。
正真正銘の屋台がかつてもっていた魅力のひとつですが、単なる飲食に留まらず、町の中に居場所と出会いを生む力もあったともいえましょう。
実際、火を囲む若者の中には家庭の殺風景な食卓を連想させる話をする者もいて、この現代においてはそういった心の連帯を生む場こそが求められていると痛感しました。

火を焚いて、焼き芋を食べているだけに見えて、この状況を作り出すことがアートに許された最大の成果かと思います。



Report by Kaiko
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by yatai_union | 2009-11-04 02:55 | 屋台日記

未来と記憶の幻想屋台報告:1日目

 朝10時に大河原駅前に集合。お天気は薄曇り。屋台の黒板を使って、小山田さんの青空レクチャーで幕開けです。これから歩くこの土地がどう成り立っているかを、遥か5億年の時間の尺度と地球レベルで解説。新鮮な目線を得ての街歩きスタートです。
d0138443_2385040.jpg歩き始めてすぐに優良物件を発見。
昔から残る材木屋さん。
木造倉庫の趣ある姿と廃品を使った塀が白眉。

d0138443_2415626.jpg「これは鉄ちゃんにはたまらんアイテムやろな」
枕木を再利用した駐車場の車止め。鉄道関連は再利用の宝庫だとか。
他にも木製の社名が枯れていい感じになった看板とか、
線路内のセイダカアワダチソウのお花畑を愛でたり、
宇宙船のようなドーム型温室を観察・・・。

出発してからわずか100mの距離に続々認定物件がざくざく。
このままでは全然先に進めへんで!と歩みを急ぐことに。

d0138443_2423424.jpg今回の「アーティストと歩く街歩き」には新しく発明?した「風景収集車」が活躍しました。これはイイ!と認定された物件をインスタントカメラでパシャ。地図にドンドン貼付けられていきます。情報が歩きながら足されていって、途中で会う人も経過を知ることができます。強引だけれど、人力学習型自走式タウンナビゲーションマシン、というところか。

地味ながらも、かなり目を引きます。こんなにあからさまに街歩きを表明している装置はないかも。

参加者の荷物も積めるところもナイス。

d0138443_2431184.jpg歩けば、初めて見る街の顔の一面との出会いがある。

忘れ去られたような石碑や石仏には、当時の人々の切実な願いや祈りが息づいています。




d0138443_2443034.jpg途中参加者を加えて、午後も足取りは軽い。
ここは町内最古?の石倉。かつては備蓄用の米穀を納めていたという。その明かり取り窓には菊の紋章。富国強兵の時代に国策として作られたのでは?というのは小山田さんの説。

今は町保有の資材倉庫となっているんだそうです。

d0138443_245235.jpgみんなで楽しく墓巡り。
町を一望できる丘の上の町営墓地です。頂上に並ぶ名家の墓石も見事ですが、新しい感覚で自己表現された墓石も興味深い。
この土地にルーツを求める人にとっての聖地、あるいは始発駅であり終着駅なのかも知れない。

d0138443_38475.jpg町歩き隊は路地が大好き。リヤカーを同伴していることもあり、交通量が少ない道を選ぶと必然的に道は細い方になってしまいます。また路地は街の暮らしの生き生きとした顔がよく見えるところなのです。・・・が、これは狭すぎました!
屋台の幅ギリギリの路地、というより通路。途中手で担ぎ上げて、なんとかクリア!
この日、最大の山場だったかも知れません。

d0138443_395773.jpg終了予定の午後3時に駅前に戻ってきました。

d0138443_3104470.jpg明日のイベントに備え、雨の中スタードームを組み立てます。
(2日目につづく)
Report by Kaiko
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by yatai_union | 2009-11-04 02:46 | 屋台日記

「未来と記憶の幻想屋台」開催!

アート屋台プロジェクトin仙南2009「未来と記憶の幻想屋台」

「スケッチ片手に、ココロの街へ出かけよう!」
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「街」ってなんだろう?

人や物が出入りして、働いたり暮らしたり、
時には大きく形を変え、栄えたりしぼんだりする、まるで生き物のような「街」。
本当にいつまでも変わらないのは記憶や願いとか、

一人一人のココロの中に息づいている「街」かもしれない。
おじいちゃんの見てきた街と、お姉ちゃんの感じている街はきっと違うよね。
たまには他の誰かのココロの街を見てみよう。

このプロジェクトは・・・目には見えない、街に眠る無数のストーリーを紡ぎだし未来へとつなぐ試みです。


[プログラム]
10月24日(土)
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・街歩きアート探検
[時 間]10:00/13:00
[場 所]駅前広場集合 <地図
[参加料]無料(先着申込順20名)
[内 容]アーティスト小山田徹さんと行く街のぶらり歩き。「風景収集狂者」である氏独自の視線で、街を歩いてみませんか?気になるモノ・コト・ヒトを集める「記憶収集車」と共に巡ります。疲れたら焚き火を囲んでお茶を一服。きっと見慣れた街が新鮮な世界に生まれ変わります。(雨天時25日に順延)



10月25日(日)
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・ 思い出カフェ屋台
[時 間]10:00〜日没
[会 場]駅前広場 <地図
[内 容]駅前というみんなの場所に眠る記憶を掘り起こすオープンカフェ。本格珈琲・ドリンクが楽しみながら、記憶と未来への想いを明日へ紡いでいくプロジェクト。大きな竹のドームが駅前に出現。街歩きの情報と記録も重なり、あなたのまだ知らない大河原が見えてくるかも。
参加協力者には特典あり。(雨天時オーガに会場変更)



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・ 遊びの記憶屋台
[時 間]11:00頃〜日没
[会 場]甲子公園 <地図
[参加料]無料(自由参加可)
[監 修]小山田 徹(美術家)
[内 容]子供の時の遊び覚えていますか?今では廃れてしまった当時の遊びを皆で考え、再現するプロジェクト。身近な材料での基地作りも同時進行。ぜひお子さんとご一緒に!(雨天時中止)



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・ 土と食の記憶「手作りコンニャク体験試食会」
[時 間]13:00〜14:00
[会 場]甲子公園 <地図
[講 師]日下よう さん(角田市在住93歳)
[参加料]300円(先着申込順10名※見学可)
[内 容]昔から伝わる作り方で生芋からコンニャクを作ります。食にまつわる体験をゆで立ての絶品コンニャクを味わいながら聞くワークショップ。(雨天時、オーガ内に会場変更)



<アーティスト・団体紹介>
小山田 徹 Koyamada Toru/美術家。風景収集狂者
1961年鹿児島に生まれる。84年、大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。おもに企画構成、舞台美術を担当し、国内外の数多くの公演に参加する。ダムタイプの活動と平行して90年から、さまざまな共有空間の開発を始め、コミュニティセンター「アートスケープ」「ウィークエンドカフェ」「コモンカフェ」「祈る人屋台」などの企画をおこなうほか、コミュニティカフェである「Bazaar Cafe」の立ち上げに参加。現在は、それらの活動を通じて集まったさまざまな分野の友人たちと造作施工集団を作り、共有空間の開発をおこなっている。

仙南アート屋台連合 SAYPEC
2007年結成。アート屋台プロジェクトにおける現場第一主義の制作集団。魅力ある場「屋台」を街に生みだし、人と人の創造的な新しい関係を生みだすことを目的とする。えずこホールを拠点に、地域に関わる一般住民からクリエータまで個性豊かなメンバーで構成されている。

<注意書き>
開催の内容は当日変更する場合があります。詳しくはこちら公式ブログを随時ご参照ください。
また、今回の町の記憶を記録映像として、お断りして取材・録画させていただく場合があります。予めご了承ください。
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ボランティアスタッフ絶賛募集中!

主催/アート屋台プロジェクト実行委員会
共催/仙南芸術文化センター(えずこホール)
後援/大河原町
特別協賛/アサヒビール株式会社
協賛/津田印刷
助成/アサヒビール芸術文化財団、大河原町「元気なまちづくり活動事業」助成
協力/海建築事務所、マーブル、居酒屋くじら

問合せ/申込先 090-8922-6192(カイコ)まで
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by yatai_union | 2009-10-17 11:19 | お知らせ


宮城県南部を拠点とし、あらゆる境界を乗り越え、ちょっと変わった切り口で町を楽しいステージに変えていく現場第一主義の企画集団、アート屋台プロジェクト実行委員会の公式ブログです。


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