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AAF2009検証委員会からのコメント

アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)2009実行委員会より、今年行われたフェスティバルの全体総評と、検証委員会で対象となった各団体へのコメントが発表されました。
対象のプログラムは9月~10月に行われた「未来と記憶の幻想屋台(幻想おでん屋台)」に向けてのものですが、企業メセナであるAAFの方向性や、プロジェクトの今後の問題や可能性へのヒントが含まれています。
ここに公開し、地域や会内外の関係者の皆様と共有し、来る2010年の更なる発展となるよう今後の励みとさせていただきたいと思います。
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■AAF2009 総括
・AAFは、全体的に社会的課題解決の方法としてのアートプロジェクトという側面を強めている。地域づくりへの目的意識が強く、地域の他の活動や人々の意識を変える力を持った企画がでてくるようになった。一方で、新しいアーティストや作品の発掘に は至っていないのが課題。
・AAFの各プロジェクトの中で、アートそのものの在り方が変わってきているのを感じる。同じアーティストでも、表現が変わってきてい る。作品展示といったカタチある 「アート」から、関係性の構築といったカタチのない 「アート」へ移行する中、そのカタチなきアートの状況をAAFとして、どう残していけるかが課題。・またAAFのネットワークをどう発展的に活用してもらうかは重要なポイントになってきている。例えば、交流支援プログラムは、非常によい影響を相互に及ぼしているように見える。AAFネットワークとしてこれらの交流をより活性化させる仕組みが必要。AAF 全体として制作・運営、ファンドレイズ、広報などのノウハウを蓄積し提供するシステムがあると参加団体 にとって勇気になるだろう。この継続的に築きあげた全国の活動団体とのネットワークを活かし、どのようにしたら、地域の活動の自立をサポート・アドバイスできるかをAAFとして考えていきたい。
■ アート屋台プロジェクト in 仙南 2009
・ アーティスト小山田徹さんらしい企画。こうした企画を10年ぐらい続けるとどうなるか、それを見てみたい気もする。ただ、アーティストとの協働作業の際の影響し合うようなぶつかりまではいっていないのでは。直前の企画変更の影響も大きく会場が二箇所に分かれたことで、スタッフワークが分散されてしまった面があったのは大変だった。運営スタッフにとって意味のあるプロジェクトだったと思うが、一方で地域の人々にどう開かれているのか見えづらい。駅前という場の活性化も目的としてあるが、車社会の中で駅前の活性化は並大抵ではなく、屋台という手法では弱い。大河原町の人たちや場所との関係性を、プロジェクトを通じてどう構築していくかが課題だろう。
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written by Kaiiko
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by yatai_union | 2009-12-31 17:34 | お知らせ

AAF地域間交流2009レポート「風渡る都市・青森空間スケッチ:アート屋台PJ meets 空間実験室」

 掲載するタイミングを逸してしまいましたが、半年前に地域間交流プログラムで青森に行った折りのレポートを転載します。
「地域間交流プログラム」とはAAF2009に参加している各地の団体同士の交流を促し、新しい企画の可能性やスキルアップを図る取り組みです。

[概要]
招いた側:空間実験室2009実行委員会(「こどもの時間・こどもの領分stage1」青森)
訪れた側:アート屋台プロジェクト実行委員会(「アート屋台プロジェクト」宮城)

実施日:2009年6月27日〜28日
場所:空間実験室、ちびっこ広場など青森市古川町各所にて
招聘者名:海子揮一(アート屋台プロジェクト実行委員会代表)

[内容]
 異なる土地で、同じアーティスト、同じ屋台という装置を使う2つの団体。故に、より顕著に地域や団体の特色が出るのでは、というコンセプトの元、「梅雨がない」盛夏の青森市を訪れた。
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 訪問の2日間は、小山田徹氏(美術家)によるワークショップ最終日に当たる。そこで到着してのち、早々に空間実験室の見学も切り上げ、会場の「ちびっこ広場」に同行した。

 ・・・夏の青森市は海風が吹抜ける、空隙(スキマ)が大きな街である。
 十分広い道でも一方通行が多く、家々の軒は適度に離れている。これは全て雪の捨て場を確保するためだという。私は真冬には一変するという情景を頭に描きながら、雪の抜き型としての真夏の都市をスタッフと共に歩いた・・・。
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 「ちびっこ広場」を見渡せば、真ん中の土の広場は太陽に晒されて、眩しく光っている。ここは、きむらとしろうじんじんの野点など、数々の企画の舞台となって「開拓」された公園である。左右を民家に囲まれ、前後を線路と道路に挟まれ、小さなスタヂアムのようにも見える。早速持ってきたパーツを組み立て、日陰となる屋台を作り上げ準備完了。日焼けした小山田氏が広場を眺める傍らで、この企画の骨子もよく把握できないまま、私は決闘の立会人の様にただ「始まり」を待っていた。

 やんちゃそうな二人の少年が広場に現れた。やがてポツリポツリと他のこども達も集まってきた。広場で向かい合うこどもとおとな。そして、鬼ごっこによる真剣勝負が始まった!逃げ惑うこどもと、追いかけるおとな。笑うこどもに、転ぶおとな。砂塵を上げ、汗だくになっている群像を前に、私は当惑し、何が起きているかを観察し、やがて暑さで考えるのを止めた。
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 転んだおとな(日沼智之氏)が足を痛めたので、見学を中断して病院に運ばねばならなかった。車が到着するまで心配した目でみつめるこどもと、氷や湿布を提供する近所のおとな。結局、街の文化や習慣を、薬剤を買い出しに同伴した整骨院の先生から教えてもらうことになった。

 そんなハプニングに見舞われた1日目であったが、なぜそこまで、という問いかけに、包帯を足に巻かれた同氏は答えた。
「本気でなければこどもはすぐ見抜く。真剣だからこそ対等な関係が築ける。」

 公共の広場で、人が出会い、関係を築くのはそう易しいことではない。占有しない、という管理側の都合ばかりが肥大化し、むしろ「接触しない領域を生むための空地=公園」の傾向すら漂う。本来こどもにはそんな領域を軽々と飛び越えてゆく力が備わっているのだが、社会のシステムに取り込まれ孤立し、弱体化甚だしい。
 小山田氏が「開拓」し続けている共有空間の獲得は、ここ青森では地面に刻んだゲームの囲い線によって行われている。こどもに媚びず、おとなに甘えず。鬼ごっこで生まれる信頼が互いを結んでいる。仮に、場+関係性=共有空間とするならば、遊びの時間とはいえども、ひなびたちっぽけな広場も生き生きとした体温を宿すのだ。
 図らずも負傷というハプニングで生まれた救急の手当ての円滑さが、何よりもそれを物語ってくれた。ワークショップが日を掛けず近所に認知されていなかったら、こうはいかなかっただろう。

・・・街とは何か?
街という対象を測るために、我々は言語で埋めることに頼りすぎてはいないか?
都市も自然世界(環境・宇宙)のひとつと考えるならば、人間の内面世界(感情・想像)との接点を失った社会は今、孤独で歪んでいる。その再生の切り口としてアート以外に純粋に手がかりを得る術はないのではないか・・・?

 概念的で顔のない「街」に大声で呼びかけるのではなく、隣り合うひとりひとりがつながることから始めること 。この2つの団体が同じ美術家と共に取り組んでいる大きな共通点とは、「屋台」をシンボルとにした、公共空間の人の手による開拓なのかもしれない。
空隙を埋めるのではなく、人と人の創造的な出会いの軌跡によって街の輪郭線を描くような空間実験室の試み。その先人に敬意を表しつつ、大いに共感を得た交流となった。
 一方で、2日目には食をテーマにしている私たちの為に、新鮮な海産物が並ぶ朝市に連れていって頂き、美味しい朝食を堪能することができた。また、日沼禎子さんの計らいで国際芸術センター青森(ACAC)を視察することも叶い、短い滞在期間でも充実した2日間を過すことが出来た。
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 この唐突な来訪者を自然体で受け入れてくれた、日沼さん夫妻を始めとする空間実験室の皆さん、小山田徹さん、そしてチャンスを作っていただいたAAF2009に心より感謝申し上げたい。

 (この数ヶ月の後、宮城に小山田氏を招き、この交流での体験を下敷きに我々のプロジェクトは形作られていった。そのいくつかの失敗と確かな手がかりを得て終幕した今だからこそ、青森での滞在の意味をより深く実感し、この言語化難しいレポートをまとめることが出来た。)

Report by Kaiko
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by yatai_union | 2009-12-21 08:42 | 屋台日記

Art!Port!Onahamaの記録

昨年AAF2008の地域間交流プログラムで生まれた交感書道屋台については、先月まとめた動画を紹介したばかりですが、アートポート小名浜実行委員会さんが製作した記録DVD『Art!Port!Onahama2008 -2007年からの記録- 』でも取り上げられていただきました。

他にも様々なイベントや企画も紹介されていて、特に産業遺構といえる港湾倉庫を迫力あるアート空間に変えた記録は一見の価値ありです。
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by yatai_union | 2009-12-07 19:53 | お知らせ

情報誌の表紙を飾りました。


仙台市市民文化事業団情報誌ARSEN(アルセン文化の扉)の12月号の表紙に、10月参加した「アートで屋台」での交感書道屋台の写真が載りました。ありがとうございました。
宮城県内各所の文化関連施設にて配布・閲覧できるそうです。

[追記]表紙の写真からPDFデータ閲覧にリンク付けアップしました。
Report by Kaiko
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by yatai_union | 2009-12-07 18:11 | 屋台日記

更新情報 ソーシャルネットワーキングサービス

より円滑に活動をお伝えし、情報交換できるよう、各ソーシャルネットワーキングサービスとのリンクを整理しました。
右側下段の各アイコンでそれぞれ、私達の団体のページにジャンプできます。
ぜひご活用ください。(できればコメントを!)

Twitter(ツイッター) 屋台スタッフのつぶやき

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by yatai_union | 2009-12-06 10:06 | お知らせ


宮城県南部を拠点とし、あらゆる境界を乗り越え、ちょっと変わった切り口で町を楽しいステージに変えていく現場第一主義の企画集団、アート屋台プロジェクト実行委員会の公式ブログです。


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